2020.04.03
今すぐやるべき、運動で丈夫な骨作り!大切な2つのポイントとは?
運動は健康維持やダイエットに有効なことはよく知られていますが、骨を強くすることは知っていますか?
今回は、骨と運動の関係をご紹介します。
骨は年齢とともに脆くなります
骨は、20歳頃をピークに、年齢とともに脆くなっていくことが知られています。骨が脆くなり骨折しやすくなる病気を「骨粗しょう症」といい、日本では1,280万人(男性300万人、女性980万人)の患者さんがいることが推定されています[1]。女性のほうが男性と比べて約3倍と多いのは、閉経前後の女性ホルモンの減少によるものです。
運動で骨を強くする2つのポイント
骨粗しょう症を予防するためには、カルシウムの摂取と日光浴に加えて、骨に刺激が加わる運動が推奨されます[2]。ここでは、運動において骨を強化する2つのポイントをご紹介します。
骨に刺激が加わる運動とは?
ウォーキングやジョギングのような、重力のかかる運動がオススメです。さらに、軽いダンベルを持ちながらウォーキングをするなど、自身の体重より少し負荷を増やすとより効果的です。
また、骨は筋肉とつながっているため、筋トレでも骨に刺激を加えることができます。上半身の筋トレを行うと、ウォーキングやジョギングでは強化できない上半身の骨を鍛えることができます。
屋外での運動はビタミンDの補給にも
たくさんカルシウムを摂っても、それがきちんと体内に吸収されなければもったいない!そんなカルシウムの吸収を助けてくれるのがビタミンDです。実はビタミンDは、骨を強くするために欠かせない栄養素なのです。
ビタミンDは、食事で摂取するだけでなく、日光にあたることで、体の中で作り出すことができます。気温が高い真夏は熱中症や日射病に注意が必要ですが、ウォーキングやジョギングを明るいうちに行うと、ビタミンDの補給にもなり、一石二鳥ですね♪
口酸っぱく言いますが、骨は年齢とともに脆くなっていきます。「まだ若いから大丈夫」と思わず、ダイエットや健康維持を兼ねて、今からしっかり運動して骨を強くしておきましょう!
【参考文献】※外部サイトに遷移します(すべて2020年3月31日閲覧)
[1]骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会編:骨粗鬆症の治療と予防ガイドライン 2015年版, p.4-5
[2]厚生労働省:e-ヘルスネット「骨粗鬆症予防のための運動 -骨に刺激が加わる運動を」
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記事提供:リンクアンドコミュニケーション
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