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2019.03.28

夫が子どもをコブシで強打、どうすればいい?| 養ってもらうため、家庭内暴力に耐える日々


経済的な自立が厳しい妻は、夫の家庭内暴力に耐え続けるしかないのでしょうか?(写真:Ushico/PIXTA)

経済的な自立が厳しい妻は、夫の家庭内暴力に耐え続けるしかないのでしょうか?(写真:Ushico/PIXTA)

※ミセス・パンプキンへの人生相談および、家族関係や親子問題のお悩み相談は専用メール、専用サイトで受け付けています。質問は400字以内でお願いします。回答は著者の新著『あらゆる悩み・不満・ストレスが消える!最強の人生相談〈家族・結婚・夫婦編〉―ビジネスの成功にも共通する 人間関係、深すぎる40の教訓』の相談と内容が被らないものを優先し、本連載で掲載します。

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夫が娘をコブシで、自分の手が腫れるほどに1回強く殴りました。今まで、夫の暴力が子どもに向くことはありませんでしたのでショックです。

子どもは8歳と3歳で、私は派遣社員です。その一収入で子どもたちを育てられませんが、子どもの命には代えられないと、離婚を真剣に考えています。

私たちは同い年だからか、お互いに相手を思いやる気持ちに欠けるところがあり、不仲です。夫婦ゲンカになると夫は逃げたり、ひどいときはいすを投げつけてきたり、私が座っているソファーごとひっくり返したり、私のことを殴ったりしたことがありました。

夫婦ゲンカも子どもの前でしているので、なおのこと、子どものケガは大したことがなかったのですが、心の傷が心配です。

何回も離婚を考え、相手に伝えたりもしましたが、別居もできずに現在に至っています。仲がよいときもあり、体力や金銭面などもネックです。

保育園や小学校を変われないので夫に出て行ってくれとお願いしていますが、夫名義の持ち家なので、嫌だと言って相手にしてもらえません。やはり、私が別居に向けて家を探し始めたほうがいいのでしょうか?

安倍(仮名)

別居または離婚を強く求める理由

安倍様の中ではすでに答えが出ていて、その背中を押してほしいのだと感じました。

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「家庭内暴力」と「収入・子どもの転校問題」をてんびんにかけて、行動に移せず事態が悪化するというのは、非常によくあるパターンです。結論から申しますと、複数の要因が、別居なり離婚なりの具体的な行動を強く求めています。

まず状況を整理しますと、(1).夫婦の間に思いやりがなく不仲であり、(2).ケンカになるとあなたに暴力を振るい、(3).ついには子どもを自分の手が腫れるほど強く殴りました。しかもコブシです。

この3点の別居要因に対し、別居を阻害する要因として子どもが保育園や小学校を変われない点、また派遣社員では子ども2人を育てる十分な収入がない点、そして仲がよいときもあるという点を挙げておられます。

この“仕方なく同居している3点の理由”は、“別居すべき3点の理由”より大きいとは思えません。

いきなり離婚に至らなくとも、別居して断固とした姿勢と覚悟を見せ、それで相手が変わらないときは別れたほうがいいケースです。

無論あなたも簡単に離婚を考えておられるのではないことは、本当によく理解できます。

彼は家族を経済的に支える力があり、子どもに対する暴力は、まだ常習性がない(それでもいけないことですが)ことは、まだ問題が壊滅的な段階ではない可能性を示唆します。そして仲がよいときもありますので、まずあなたが思いやりを示すことで彼も変わり、夫婦仲も改善する可能性はあるかもしれません。

しかし問題は、今の危機の乗り越え方です。

安倍様の場合、離婚については自分自身もまだ自信がないので、中途半端な意思の伝え方しかしていません。乗り越える努力にしても、中途半端になっています。

彼に離婚の意思がないのですからそれを利用し、暴力をやめないなら離婚すると、まずは明確に強く真剣に話し合うことが重要です。そして万策尽きたとしても、子どもを暴力から守るために具体的な行動に出ましょう。家庭内暴力は「お願い」では、決して解決しないのです。

「夫が悪い」と、夫のせいだけにしてはいけない

家庭内暴力から子どもと自分を守るための行動に移すとき、すべてのいいとこ取りはできません。収入が不安で家庭内暴力に甘んじる家庭は、拙著『最強の人生相談』の中でも複数紹介させていただきましたが、これは子どもの身体と心の安全を選ぶか、経済性を選ぶかです。

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ただ、経済面に関してはシングルマザーで働きながら子どもを複数育てている家庭はいくらでもありますし、事情が事情なので、堂々と生活保護を受けてもよい状況だと思われます。

また、小学校も確かに転校は面倒や不便なことも付きまといますが、学校を変えずに学区内に引っ越しすることもできます。この相談文だけから判断すると、夫が家を出ていってくれないから自分は子どもを守れないのだ、と「責任転嫁の言い訳」をしているようにも聞こえてしまいます。

これは岸見一郎氏の『嫌われる勇気』の中に書かれているメッセージの1つでもありますが、人は言い訳できる対象があるほうが、“自分が実際に行動を移さない事実に向き合わなくて済むので実は都合がいい”という状況に陥っているようにも思えます。

夫が家を出ていってくれないことや、収入が不安定なことを口実に、子どもをコブシで全力で殴るような暴力に甘んじてはいけません。

「夫の持ち家」という経済性か、暴力を甘受するか

相談文に見えるジレンマを端的に書くと、「夫からの家庭内暴力から子どもを救いたいが、生活が心配」の一点に尽きるように思います。

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最後は個別具体的な状況と、個々人の価値観でどの要素を優先するかは変わってきますが、段階的に行動に移すことが重要です。

まずは別居・離婚する覚悟を持って強いコミニュケーションを行い、それでもだめなら別居し、その次には離婚と、一気にではなくとも確実に行動に移すことをお勧めします。生活費や子どもの学校の転校は、「子どもが受ける暴力」より努力可能な事柄です。

そもそも不仲でお互いに思いやりがなく、安倍様に対しては、常習的な暴力性が相談文から推察されます。「夫が出ていってくれない」「子どもの学校を変えたくない」などと現状維持の理由を並べ立てるのはやめて、行動に移すときです。

「夫の持ち家」と経済性よりも、常習的な暴力性とコブシでの強打から子どもを守ることのほうが母としての優先順位が高いと腹を決めて、子どもの心身の安全を最優先しましょう。

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【あわせて読みたい】 ※外部サイトに遷移します

48歳シングルマザーが貧困に苦しむ深刻事情

結婚10年、37歳で離婚した女が受けた壮絶DV

「夫婦は一生添うべし」が当然ではない理由

提供元:夫が子どもをコブシで強打、どうすればいい?|東洋経済オンライン

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