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2019.02.26

「結婚話を避ける恋人」はリスクでしかない|30代女性を待っていた「予想を覆す展開」


いつまでたっても結婚を決断してくれない恋人は、人生最良の伴侶と言えるのでしょうか?(写真:monzenmachi/iStosk)

いつまでたっても結婚を決断してくれない恋人は、人生最良の伴侶と言えるのでしょうか?(写真:monzenmachi/iStosk)

結婚にいちばん遠い場所にいるのは、どんな人かご存じだろうか? 恋人のいない人ではない。結婚を言い出さない恋人と何年も付き合っている人なのだ。
仲人として婚活現場にかかわる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「結婚を言い出さない恋人の特徴」について考えたい。

面談にやってきた大友洋子(39歳、仮名)は、スリムな体型で目を見張るほどの美人だった。

「お時間をつくっていただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします」

アナウンサーを思わせるような滑舌のよさで、何もかもが完璧に見えた。彼女に会った人は、誰もがそう思うだろう。

結婚にいちばん遠い場所にいるのは、どんな人かご存じだろうか? 恋人のいない人ではない。結婚を言い出さない恋人と何年も付き合っている人なのだ。
仲人として婚活現場にかかわる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「結婚を言い出さない恋人の特徴」について考えたい。

面談にやってきた大友洋子(39歳、仮名)は、スリムな体型で目を見張るほどの美人だった。

「お時間をつくっていただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします」

アナウンサーを思わせるような滑舌のよさで、何もかもが完璧に見えた。彼女に会った人は、誰もがそう思うだろう。

アラフォーの美人が結婚できない理由

「どうしてあなたが結婚できないの?」

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この連載の一覧はこちら ※外部サイトに遷移します

しかし、婚活市場の中で結婚できないでいるのは、アラフォーの美人ばかりなのだ。仕事もできる。決してモテなかったわけではない。いくつかの恋も経験してきたのに、結婚する時期を見誤って、30代になってしまった。独身でいることに急に焦りを覚えるのだが、自分の生活圏内にはすでに結婚できる候補者がいなくなっていた。

洋子は、言った。

「気がついたら35歳を超えていました。2年半前に本格的に婚活をしようと、大手の結婚相談所に入ったんです。そこで1年間のうちに20人弱の方とお見合いを繰り返したのですが、“結婚したい”と思える男性には出会えませんでした」

そんなときに、友人から4つ上の服部雅弘(仮名)を紹介された。国家資格を有する士業をしているエリートだった。

「何度かお食事に行ったら、『正式にお付き合いしていただけませんか?』と申し込まれたんです。私にとっては願ってもないことでした。歳も近いし、キチンとしたお仕事をしている。ただ将来に結婚を見据えた交際でないと困ると思ったので、それをお聞きしたところ、『そのつもりです』と。もう本当にうれしくて、天にも昇る気持ちで交際をスタートさせました」

これで苦しい婚活にも終止符が打てる。雅弘との交際をスタートさせたのを機に、結婚相談所も退会した。

しかし、1年半後に待っていたのは、予想を覆す展開だった……。

洋子は、誰もが知る一流企業の総合職として働いている。福利厚生もしっかりとしているので、“このまま一人で生きていこう”と覚悟を決めたのなら、それが可能な十分すぎる年収も得ていた。洋子の年収があれば、結婚するよりも独身でいたほうが自由に人生を謳歌できるかもしれない。

それでも、彼女は、“結婚”がしたかった。容姿端麗、有名私大を卒業して一流企業で働く。そんな自分の人生の中で、唯一欠けているピースは、“結婚”だけだったのだ。

「どうして私がここまで結婚にこだわったのか? それは、親からの刷り込みが大きいと思うんです。母はバリバリのキャリアウーマンでしたが、父と結婚をして兄と私を育てながら家庭と仕事を両立させてきた。“結婚をして子どもを育ててこそ一人前”という考えの人でした。私や兄が30歳を過ぎてから、母のいちばんの心配の種は子どもたちの結婚でした」

そんな中、兄は30代後半で結婚をし、すぐに子どもも授かり家庭を築いた。

「実家に帰省すると、 “誰かいい人はいないの?”と、決まって聞かれました。長年連れ添っている父と母は今でも仲がいいですし、帰省したときに会う兄の家族もとても幸せそうに見えました。私も1日も早くその仲間に入りたかった」

そして、真剣に婚活を始めたのだが、結婚したいと思える相手には巡り合えなかった。そんなときに雅弘に出会い、やっと苦しかった婚活の出口が見えたような気がしたのだ。

「結婚」という言葉を出すとはぐらかされる

最初は物腰が優しい男性だと思っていたのだが、お付き合いを始めてみると、雅弘はかなり変わった性格だった。

「仕事を終えるとまっすぐ帰宅する。とにかく外が嫌いな人だったんです。デートはいつも彼の家。お互いに一人暮らしをしていましたが、一度も私の家に来たことがなかった」

初めて彼の家に行ったときには、その散らかりように驚いた。ゴミ屋敷とまでいかないが、物が散乱し、掃除をしている形跡がなかった。

「キッチンも使えるような状態ではなかったので、私がきれいに掃除をしました。外に食事に行くのが嫌いな人だったので、デートの食事は彼の家が多かった。私があらかじめ作った料理をタッパーに入れて持っていったり、泊まった翌日は、簡単な料理を作ったりしていました」

そんな付き合いを続けているうちに半年が経ち、洋子の37歳の誕生日が訪れた。

「『半年付き合ったのだから、結婚をそろそろ考えない?』と、切り出してみたんです。そうしたら、『まだ半年だし、今僕が仕事をしている仲間は誰も結婚していない。独身のコミュニティーの中にいるから、僕が結婚すると急に言い出したら、仲間との関係が壊れるかもしれないから、もう少し様子をみたい』と言われたんですね」

よくわからない理由だったが、それでも、「結婚を考えていないわけでない」という彼の言葉を、そのときはそのまま信用した。

「今考えれば、あのときに彼とのお付き合いをきっぱり断ち切るべきでした。ただあの頃の私は、“もう半年の時間を使ってしまったし、これを振り出しに戻したら次の相手がいつ現れるかわからない。ここでなんとか結婚してしまおうと、彼にすがってしまったんですね」

とにかく“結婚をすること”に執着をした。

「結婚に執着しすぎて、だんだん思考回路もおかしくなっていました。“この歳になっても結婚していない自分は生きている価値がない”と自己否定をしていました。そんな中で、私を選んでくれた彼には感謝しなくちゃいけない。こんな歳の私と付き合ってくれているのだから、彼はいい人に違いないって」

毎日 “1日も早く結婚をするために、今は頑張ろう”と、自分に言い聞かせた。

あるとき、仕事がものすごく忙しい月があった。残業続きで家に帰ると倒れ込んで寝てしまうような日々が続いた。

「もうヘトヘトに疲れていたので、週末のデートは彼の家に出来合いの総菜やお弁当を買っていきました。家の掃除や片付けもしなかった。そうしたら、彼から、『本当に僕と結婚したいなら、もっと尽くすんじゃないの?』と言われたんです。普通ならそこで、『こっちだって疲れているのよ!』と反論するのでしょうが、そのときも私は、“ああ、私の努力が足りないから結婚できないんだ”と思ってしまったんですね」

人間関係を築いたうえで、その先にあるのが結婚だ。しかし、洋子は“結婚”という目的を何が何でも達成したいがために、負の要素にも目をつむり無理くり帳尻合わせをしていた。結果、気持ちが追い詰められて正常な判断ができなくなっていったのだろう。

「まるで富士山に登頂している感覚でした。彼と付き合うのはこんなに苦しいのだけれど、結婚さえすれば頂上に行ける。結婚というゴールにたどり着くことができる。家庭を築けば、私は楽になれる」

こうして、付き合ってから1年半の月日が流れた。そのときに、また、「そろそろ結婚を考えてもいいんじゃないの?」と水を向けた。すると、こんな答えがかえってきた。

「なんでそんなにいつも僕を焦らせるの?」

そこにイラッときた洋子は、語気を強めて言った。

「これだけ付き合って答えが出せないなら、結婚をする気は最初からなかったんじゃないの?」

すると、雅弘は言った。

「結婚しないとは言ってないでしょう。とにかく3カ月待ってほしい」

またここでも1年半という月日を無駄にすることは、洋子にはできなかった。そして、言われるがまま3カ月を待つことにした。

1カ月後に来たメールの内容とは

すると、3カ月ではなく1カ月後にメールがきた。

「そのメールを読んで、彼の言ってるいことにあきれてしまって、やっと洗脳が解けました。“何が何でも結婚”という呪縛からも解放されました」

メールの内容は、こうだった。

「僕は、相手とけんかをするのが嫌いです。洋子さんはいつも、『私と結婚する気持ちはあるの?』とけんかをふっかけてきます。『外に食事に行くのは好きじゃない』と言っている僕に、『記念日だから』と外食を強要します。こうしたけんかがなくなり、その平和な状態が1年くらい続かないと、僕は結婚を考えられません」

結婚できるかどうか聞くこと。外に食事に連れ出すこと。それらがすべて“けんかをふっかけられた”ことになっている。よって、それがなくならないと結婚ができないという。

40歳を過ぎた男が結婚できない理由として掲げるには、あまりにも幼稚すぎる理論だった。

「メールを見て、“私、こんな男性と1年半も付き合っていたんだ”と思った瞬間に、何の未練もなくなりました。“もう別れよう”と。 “結婚をしたい”という気持ちが先走って、“この人の要求さえのんでいれば、結婚できる”“この人が望む女になれば、結婚できる”と、しがみついていました。人として尊敬できる部分があったからお付き合いしていたのは確かですが、目が曇っていて、彼の本質を見抜くことができませんでした」

結婚は“決断”である

「私の1年半、何だったんでしょうか」と言う洋子に私は言った。

「付き合っている相手に “結婚”という言葉を出したときに先延ばしにされたら、その人との結婚はないものと考えたほうがいいんですよ。なぜなら結婚は、決断だからです。今決断できない人は、1年後も2年後も決断できないんですよ」

結婚すると、それまでの生活とは環境がガラリと変わる。人間は、生活環境が変わるとなると、ワクワク感とともに不安を覚える。結婚できない人というのは、新しい環境に飛び込むときに、ワクワク感よりも不安感が何倍も大きく膨らんでしまう人だ。

また歳を重ねるごとに自分のライフスタイルが出来上がっていって、そこにはマイルールができている。そのルールで生活することが心地よいので、結婚で共同生活者を得たときに、そのルールを侵略されることを考えると、相手がだんだん疎ましくなってくる。そういうタイプは、結婚を決断しない。

私は、洋子に言った。

「これからお見合いをして出会ったお相手の相談は、何でもしてくださいね。一緒にお相手を見ていきましょう。そして、結婚が決断できるお相手を一緒に探していきましょうね」

重ねて言う。結婚は”決断”である。

もう何年も付き合っているのに、結婚を言い出さない。何年も同棲をしているのに、入籍しようとしない。

そうした恋人が、本当に生涯の伴侶になりえるのか。そうした恋人と付き合っている人たちは、今ここで考えてみるといい。

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提供元:「結婚話を避ける恋人」はリスクでしかない|東洋経済オンライン

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