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2018.12.14

PTAが疲れるのは「日本だから」かもしれない|純粋に楽しむスペイン人たちとの差


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家事や育児、介護などの分担をめぐって、家族間で言い争いが増えて、いつのまにか一緒にいて心地よい存在だったはずの家族が「つかれる存在」になってしまった……そんな話を聞くことがよくあります。
どうして自分の不満が家族に伝わらないの? どうしたら「つかれない家族」になれるの?
そんなふうに「つかれる家族」と「つかれない家族」を考察するこの連載。

スペインでは「PTAは楽しい」!?

いつもは夫婦のコミュニケーションや家事育児分担についてお届けしていますが、今回は少し趣向を変えて、日本の家族をつかれさせる大きな要因となることも多い「PTA」について考えてみました。

日本では不人気のPTAですが、スペインではなんと「PTAは楽しい!」という人も少なくありません。日本との違いはいったいどこにあるのでしょうか。

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海外にもPTAはある

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スペインの現地校の場合は?

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本当に強制じゃなかった!

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PTAの役員をやりたい理由とは?

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自己主張をよしとしない風潮と同調圧力

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日本式のPTAにわれわれはつかれてしまっているだけだ

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私がいまの学校でやった唯一のPTA的な仕事。学校行事「ワールフードフェスティバル」のときに日本料理を持っていきました。このときも強制ではなく自由参加だったのですが、楽しそうだったので、もう1人の日本人ママと家でそれぞれ作って持っていった料理です(著者撮影)

私がいまの学校でやった唯一のPTA的な仕事。学校行事「ワールフードフェスティバル」のときに日本料理を持っていきました。このときも強制ではなく自由参加だったのですが、楽しそうだったので、もう1人の日本人ママと家でそれぞれ作って持っていった料理です(著者撮影)

私は日本の保育園では委員の仕事をしたことがありますが、日本の小学校のPTA役員の経験はありません。そしていま息子が通っている学校は、学校自体が新しいのでPTAシステムがまだしっかり機能してないということもわかってきました。

そこで、バルセロナに住むママにPTA(スペインではAMPAという名称)事情についてさらにリサーチしてみました。

協力してくれたのは、スペインの公立校、公立と私立の中間のようなコンセルターダ、イギリスやフランスやイタリアなどインターナショナルスクールを含む私立校に通っているママたち。そんな幅広い学校の情報が集まったのに、ほとんどの学校が「PTAの参加は任意で自由」「役員は希望者がやる」「PTAに参加したくない人や役員をやりたくない人が無理やり押し付けられることはない」「でも誰かしら役員の希望者がいる」という状況でした。

さらに驚いたのは、PTAについて「楽しくやっている」「役員が生き生きと活動している」「ありがたくて重要な存在」というポジティブな意見が多かったことです。日本人の小学校に通う友人知人からネガティブワードを多く聞いてきたのとは対照的すぎて唖然…。

「海外の学校ではPTAの仕事自体が少ないからじゃないの?」そんな疑問を持つ人もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。学費が高めな私立校の一部ではそういうこともあるのですが、ほとんどの学校では仕事内容はかなり多岐にわたるようなのです。

主な仕事としては、イベントの企画運営、父母と学校の仲介役、制服のリサイクル活動、アフタースクールクラスの運営(こちらでは日本の学童にあたるものがない代わりに、各学校で放課後に日替わりの部活のようなクラスがある。生徒は別料金で自由参加。クラス内容が多岐にわたり金額も手頃なので、これを習い事代わりにする家庭も多い。先生は外部から呼ぶ。そういった仕組みのため、このクオリティーはPTAの力にかなり左右される。親向けの部活動を行う学校もある)、学校備品の販売、経理作業、チャリティー活動、などなど……。こちらの学校は入学式や卒業式や始業式や運動会などの行事自体がない(もしくはあってもかなり軽め)ので、それにまつわる仕事こそないものの、かなりの仕事量です。

それなのになぜちゃんと立候補者がいて、しかも楽しそうにやっているのでしょうか?

その理由の推測のひとつがマンガで描いたようなことですが、そのほかにもリサーチ結果でわかった「これなら楽しくやれるかも、これはいいな」と思った例をいくつか紹介します。

・仕事が多い学校では、PTA経費を使って専任のスタッフを雇っている。その専任スタッフと役員が共同で仕事をする。

・PTA主催の行事にはPTA会員以外も参加できるが、会員だと割引が適用されるのでオトク感がある。

・役員になっても、仕事などには配慮して、できる範囲の量と時間で仕事する。

・役員の努力によって子どもの学校生活がよくなるし裁量権もあるのでやりがいがある。

・日本よりは細かいルールが少なくて自由度が高い(逆にゆるすぎる学校もある)。

・ミーティングの雰囲気も和やかで部活のような雰囲気。

もともと「自主的」な組織だった

日本のPTAの実際と比べてどうですか? 私はまだ小学校PTA初心者ですが、もしかしたら海外のPTAには、日本でPTAにつかれている人たちにとってヒントになる部分がたくさんあるのかもしれないな……と思ったので今回紹介してみました。

ちなみに「PTA」の発祥はアメリカで、ある母親たちが「自主的に」始めたところから始まったそうです。

さて、皆さんがPTAを経験したときはどうでしたか? 参加は「自主的」でしたか? 「強制」でしたか? 「楽しかった」ですか? よかったらコメント欄で教えてください!

この連載のサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」がオープンしました。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか?

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提供元:PTAが疲れるのは「日本だから」かもしれない|東洋経済オンライン

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