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2018.09.25

「雑談は聞く力が9割」が実は通用しないワケ|根掘り葉掘り聞くだけだと相手は楽しくない


「聞くのに徹すれば話が弾む」というのは都市伝説です(写真:Taka / PIXTA)

「聞くのに徹すれば話が弾む」というのは都市伝説です(写真:Taka / PIXTA)

雑談には「聞く力」が大事だとよく言われます。「相手の目を見て相づちを打ちなさい」「聞き手に回って質問をしなさい。そうすれば話は弾みます」というような話を聞いたことがある人もいるはずです。

しかし「聞くこと」に頼ると、話が弾むどころか相手を不快にさせがちで、かえって危険。理想は、聞く:話す=5:5の割合です。

拙著『結局どうすればいい感じに雑談できるようになるんですか? 』でも述べていますが、雑談スキルには「使うのが難しい」「効果が出やすい」「正しく使わないと不自然」など、それぞれに特徴があります。そして、「聞くこと」に頼ってばかりいると、雑談はよりぎこちなくなっていきます。

『結局どうすればいい感じに雑談できるようになるんですか? 』 ※外部サイトに遷移します

質問のしすぎはもはや尋問

誤解している人も多いのですが「聞く力」とは、ただ話を聞くことではありません。質問したり「いいですね」と相づちを打ったりするのがうまくても、それだけでは聞き上手とは言えないのです。「聞くこと」には一言付け足して返したり相手を肯定したりといった受け答えも含まれます。

つまりたとえ聞き手の立場にあろうと、しゃべってリアクションを取ることが必要不可欠。私はこれまで何千人もの雑談を分析してきましたが、本当に聞き上手な人は、話すべきときには結構話せるものです。

そもそも質問をしすぎると、相手は「なぜ根掘り葉掘り聞いてくるのか。何か探られているのか」「どうして私ばかりにしゃべらせてくるのか」と警戒心と不信感を募らせます。

雑談が苦手な相手であればなおさら、しゃべることが苦痛な分、過剰な質問を尋問のように感じます。相づちの打ちすぎもただの自己満足のように見えるもの。相づちだけをいくら打たれても相手の負担は一切軽くならないからです。

だから相手が質問に答えてくれたら、こちらもある程度自己開示をしながら話をしましょう。これこそが警戒心を解きほぐすために必要なステップです。

私がお勧めしているのは「サンドイッチ質問法」を使うこと。質問を連発せずに、1つ質問をしたら、自分の場合はどうかを話したり相手の発言を肯定する話をしたりして、質問をサンドしながら雑談を続けていくスキルです。たくさんしゃべる必要はなくほんの5秒程度肯定や自己開示を挟むだけで、相手は格段に話しやすくなります。例を挙げてみます。

「旅行にはよく行かれるのですか?」

「はい、毎年1回海外に行くのが恒例行事です」

「どこに行くことが多いのですか?」

「ハワイです」

「ええ! うらやましいです。(肯定)

アメリカは行ったことがあるのですがハワイは行ったことがないので、いつか行ってみたいです。(自己開示)

ハワイだとオアフですか?」
     ↓
「いえ、マウイです」

お互いに自分のことを話しやすくなる情報量

このように相手の情報量と自分の情報量が同じくらいで進むと、お互いに自分のことを話しやすくなります。心理学で「自己開示の相補性」というものです。

つい間髪入れずに「オアフですか?」と聞いてしまう人も多いと思うのですが、ほんの5秒で構わないので相手の発言をいったん受け止める気持ちで話をしてみましょう。

深い話をして距離を縮めたくても、いきなり突っ込んだ質問をするのは絶対にNG。まずは当たり障りのない話から始めて、まずは自分から少し深い話を自己開示して、同じペースで相手に話を聞いていきます。

相手と仲良くなりたいとき、いい感じに雑談できない人は、いきなり深い自己開示をするか、嫌われないために浅い話に終始するか、どちらかに偏る傾向があります。「最近、仕事がキツくてさ……」と先に話をすれば、相手も一歩踏み込んで仕事や恋愛の話をしやすくなるのです。「自分のことを少し話して、相手にも同じペースで聞いていく」を意識するといいでしょう。

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『結局どうすればいい感じに雑談できるようになるんですか? 』(サンマーク出版) クリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

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提供元:「雑談は聞く力が9割」が実は通用しないワケ|東洋経済オンライン

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