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2018.07.26

初心者こそ使いたい?「投資系フィンテック」|元手や経験、暇がなくてもお金は増やせる?


少ない資金でも運用してくれるフィンテックサービスは、初心者には魅力だが、注意も必要(写真:kou / PIXTA)

少ない資金でも運用してくれるフィンテックサービスは、初心者には魅力だが、注意も必要(写真:kou / PIXTA)

近ごろ、フィンテック(FinTech)という言葉がよく聞かれるようになりました。金融(Finance)と技術(Technology)からなる造語で、これまで手続きが煩雑だったり、限られた人しか使えなかった金融サービスが、テクノロジーの力でより便利に身近になりつつあります。

今回、次々と生まれている投資関連のフィンテックサービスについてご紹介します。投資系フィンテックの特徴は、「資金が少ない」「忙しい」「経験がない」といった人でも、簡単にプロの運用と同レベルのサービスが受けられるところにあります。

売買もリバランスも自動で行ってくれる

まずご紹介するのは、株式などの投資をする際に、いちいち調べたり、投資のタイミングを見計らったりする手間をはぶいてくれる「ロボアドバイザー」系サービスです。

ロボアドバイザーは大きく「アドバイス型」と「投資一任型」に分けることができます。

アドバイス型のロボアドバイザー(「SBI-ファンドロボ」、「カライス」など)は、いくつかの簡単な質問に答えると、自分に合う商品や資産クラス(国内株式や外国債券などの区分け)、購入割合などの提案を受けることができます。アドバイスに沿って提案された商品を購入できますし、購入しないことや、自分なりの見解で割合を変えて購入する判断材料を与えくれます。アドバイス型で行うのは診断までで、実際の金融商品の売買は自分で行います。

一方、投資一任型(「THEO」、「WealthNavi」、「楽ラップ」など)は、いくつかの質問に答えて自分に合う投資割合を割り出すところまではアドバイス型と同じですが、金融商品の売買もロボットに任せられる点が異なります。毎月1万円、3万円、5万円と積み立て運用する額を決めたり、10万円などあらかじめ投資に充てる金額を預けたりすることで、それ以降の売買なども自分で行わず自動で運用するので、忙しい人にはピッタリでしょう。

金融商品は価格の変動を伴います。たとえば、国内株式投資信託1:外国株式投資信託1と均等に購入していたとしても、どちらかの値が上がればその割合は変化します。投資一任型では、こうした配分の崩れも自動で修正(リバランス)しながら、当初に決めた割合に沿った運用を行っていくのです。

購入する商品を選ぶ手間、運用を継続するうえでの手間を省けるのが、ロボアドバイザーの主な効能です。

ロボアドバイザーが10万円ほどの資金でも運用してくれる一任型のサービスは、本来、1000万円など、まとまったおカネを預けられる人だけが利用できるサービスでした。それが、テクノロジーの力で小口でも利用できるようになったのです。

こうした小口化の例は、ほかにもあります。買い物の際に発生するおつりを集めて投資を行う、「おつり投資」(「トラノコ」や「マメタス」など)というサービスもあります。おつりの単位を100円、500円、1000円などと設定しておくことで、自分のペースに合わせて投資を行うことができます。たとえば、380円の買い物をした場合、400円支払うと仮定したなら20円、500円支払うと仮定したなら120円、1000円支払うと仮定したなら620円のおつりが投資資金となります。

日々発生するおつりを、1カ月分まとめて投資するのが一般的なようです。おつり投資は、主に投資信託のような仕組みを使い、少額でも複数の株式や債券などに投資されます。

小口だと議決権がなくても配当は得られる

また、株式の売買は、銘柄ごとに100株や1000株などの「単元」と呼ばれる単位で取引します。1単元分が高額な株式の場合、資金がない人は買うことができません。たとえば、値の張る銘柄として有名なキーエンスだと、1単元約600万円(2018年7月20日現在)と非常に高額です。手持ち資金が少ないと、特定の1単元を全力買いするはめになるので、リスクが集中してしまいます。

そのため、資金が少ない人でも1単元が高い銘柄を購入できるこんなサービスもあります(「One Tap BUY」や「るいとう」)。これらは、1000円分だけを買うなど、少しずつ買い進め、最終的に1単元を取得できる仕組みです。単元未満の株主だと、株主優待や、株主総会の議決権などは得られませんが、配当金などは持ち分に応じて得られるのが一般的です。

ビッグデータやAIなどを駆使して、未来予測などの投資判断を自動化させた取り組みも増えています。

AIやロボに投資判断を任せるコンセプトの投資信託(「GSグローバル・ビッグデータ投資戦略シリーズ」や「Yjamシリーズ」など)では、市場の動向や大手検索エンジンが保有するビッグデータをロボットやAIに分析させて投資を行います。商品名にロボやAIがついた投資信託の中には、「ロボットやAIを研究開発する企業」への投資を中心とする商品も存在します。この場合、AIを「使って」投資を行うわけではないため、ファンドの特徴に関する解説や目論見書をよく読んで、投資を行うようにしましょう。

ほかにも、じぶん銀行のAI外貨予測では、過去の為替変動データから、未来の為替の動きをAIで予想します。2018年3月実績だと、的中率は68.1%です。必ずしもあたるとは限りませんが、外貨預金を行う際の判断材料にしてもいいかもしれません。

新サービスはおおむね手数料が高いので注意

ロボットやAIを使った投資や予測では、その判断が正しかったかどうかを繰り返し検証しながら、より精度が高まっていくことを期待されています。ロボットだからすぐに正しい判断ができるとは限らないため、少額だけ試してみながら様子を見ることも大切でしょう。

さまざまな新サービスの特徴について触れてきました。自分が悩んでいるところ(手間がかかる、小口で試したい、投資判断の参考が欲しい)に合うサービスがあれば、一部検討するのもいいと思います。ただし、新サービスの多くは手数料が高い点に注意が必要です。手間を省くなどのメリットと引き換えに支払う手数料なので、金額分の恩恵が感じられるのかも慎重に考えてサービスを選びたいですね。

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提供元:初心者こそ使いたい?「投資系フィンテック」|東洋経済オンライン

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