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2018.07.09

「答えなくてよい質問」に疲弊していませんか|相手を思いやる人ほど損をしている


その質問に答える必要はある? 質問を見極めるコツとは?(写真:maroke/iStock)

その質問に答える必要はある? 質問を見極めるコツとは?(写真:maroke/iStock)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

人とのかかわりの中で、頻繁に使われる「質問」。相手から発せられる質問には、答える必要の「あるもの」と「ないもの」があるのをご存じでしょうか。まじめな方ほど、「質問には、誠意をもって答える」という意識が強く、答えなくてよい質問に一生懸命に答えてしまう傾向があります。しかし答えなくてもよい質問にエネルギーを注いでも、残念ながら、相手は受け入れないどころか、不快に思うことすらあり、まさに骨折り損のくたびれもうけになってしまいがちです。

相手が質問してきたから丁寧にアドバイスをしたのに、相手がまったく行動を起こさず、がっかりしたなんてことのある方もいらっしゃるのではないかと思います。

せっかくの好意が無にならないよう、質問を見極めるコツをお伝えします。

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「答えるべき質問」とは?

知っていれば速やかに答えてほしい質問があります。それは、事実や方法、手順などを質問された場合です。

例)

・この書類いつまでに提出ですか?
・この件に関してはどなたに伺えばよいですか?
・駅までの道はどう行けばよいのでしょうか?
・○○公園の場所はどこですか?
・明日、出席されますか?

このたぐいの質問については、知っていることであれば、すぐに答えてください。

相手との関係性を深めたり、気持ちを受け止めるかかわり方の手法では、質問に対して(相手が発したことについて)、「まずは、相手の言ったことを受け止める」という手法があります。それに準じて「まずは、相手の言いたいことを受け止めてから」と、ワンクッション挟みたくなる方もいらっしゃるかと思いますが、必要ありません。

質問の意図がわからずに確認をする、お客様対応などで復唱が必要な場面を除き、通常のやり取りの中では、「明日、出席されますか?」の質問に対して「明日、私が出席するかどうかを知りたいのですね?」なんて言おうものなら、反対におかしなことになります。単刀直入に「明日、出席します」でよいわけです。

このように事実や方法や内容を問う質問には、スムーズ&的確に答える必要があります。

答えなくてもよい質問とは?

では、答えなくてもよい質問とはどういうものかというと、考え方や価値観についての質問です。

例)

・最近、先輩が私ばかり注意するのだけど、嫌われてるのかな?
・この仕事、自分に向いていないと思うんだけど、どう思う?
・AかB、どっちにしようか迷っているんだけど、どっちがいいかな?

このたぐいの質問に対しては、よほど暇か、ただ会話を楽しみたいだけのときには答えていただいても問題ありません。しかし、貴重な時間を割いてまで答える必要はないものばかりです。

なぜかというと、これらは、答えを求めている質問ではないからです。

まず「どう思う?」という質問は、相手の意向を問うものではなく、自分の気持ちを話したいという意思表示です。質問してきた側には、同調してほしい、自分の気持ちを聞いてほしいという気持ちがあります。

質問形式なので、答えたくなってしまうのもわかりますが、たとえば、「最近、先輩が私ばかり注意するのだけど、嫌われてるのかな?」に対して「そんなことないと思うよ」とか「先輩は、そういうところあるんだよね。実は私もこの前ね……」といったような回答をしても、残念ながら相手には響きません。

嫌われていると感じるほどの扱いを受けていることへの嫌な気持ちや先輩への不満などを話すきっかけとしての質問なので、どんな状況下で、どう感じているのかという思いなどを反対に聞く必要があります。質問には質問で答えるという方法で、気持ちに応えるかかわり方です。

「嫌われていると思う」気持ちをそのまま「そんなふうに感じているんだ」と受け止めるか、「どんな嫌な思いをしているのかを聞いてあげる」対応が望ましいといえます。きっと相手は、こんなふうに言われたとか、こんな気持ちになったということを話してくれると思います。

すでに答えが決まっている「質問」もある

「AかB、どっちにしようか迷っているんだけど、どっちがいいかな?」に関しては、尋ねている方は、意識、無意識にかかわらず、質問した時点で、すでに答えが決まっています

ですので、たとえば質問者が、Aがいいと思っていた場合、「Aがいいと思うよ」と答えれば、「そうだよね」と答え、「Bがいいと思うよ」と答えれば、「そうかな? でも……」のような反論を示す可能性が高いです。

このような問いかけに関しては、後押しがほしい、1人で責任を負いたくないというような意味合いを含むことが多く、答えを求めているのではなく自分自身の意思確認をしたいだけの場合が多くあります。

それでも、聞かれているのだから何か答えなければと思う方に、お勧めのフレーズがあります。

「う~ん、どうなんだろう?」「う~ん、どっちがいいのかな?」といかにもきちんと考えているふうを装い、答えずに時間稼ぎをするという方法です。対応する姿勢を見せることで、話したいことのある相手は、大抵、向こうから話を進めてくれます。

気をつけたいのは、「自分で決めたら」「わからない」というかかわりです。

「聞いてるんだから答えて」となってしまい、感情論争になってしまうので、あくまでも答える姿勢を見せることが、トラブルを防ぐコツでもあります。

いずれにせよ、質問に答えるのではなく、相手の話を聞いてあげるかかわりが必要なのです。

答えてしまうと、答えた側が話の主導権を握ってしまうことにもつながります。声掛けしてくる相手に主導権を持ってもらうように心掛けましょう。よかれと思い真摯に回答するということが、相手の話を奪ってしまうことにもなりかねません。

答える質問と話を受け止めるべき質問とを見極めて、必要以上に労力をかけずに済む、快適なやり取りにつなげてください。

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【あわせて読みたい】 ※外部サイトに遷移します

職場では「答えなくていい質問」を見極めよ

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提供元:「答えなくてよい質問」に疲弊していませんか|東洋経済オンライン

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