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2022.06.22

【ポジティブ・エイジング養生訓】季節の変わり目の温度差も不調の原因


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肩がこる、疲れがとれない、食欲がない・・・とお悩みのみなさん!いつまでも明るく元気な「健康現役人」を目指すには、日頃からの“養生”が肝心です。漢方と、西洋医学を駆使する木村容子先生が、現代の養生訓を指南します。

疲れやすさ、だるさは温度差が原因かも

梅雨時などの季節の変わり目は、1日の温度差が5度以上もある日が少なくありません。この気温の変化は、中高年のカラダにはなかなか厳しいものがあります。

人は年を重ねることで、いろいろな「変化」に対する調節に時間がかかるようになります。温度差も「変化」には違いないので、人によっては、20℃以上あった晴天から、雨が降って気温が10℃台と低くなった状態にカラダがやっと慣れたころには、すでに雨が上がって気温も上がっていた――といった「ズレ」によって、カラダに不調を感じることがあります。

最近、特に生活に変化はないのに、「疲れやすい」「だるい」といった不調を覚えているのでしたら、1日の気温の差にカラダが追い付いていないのかもしれません。
別の言い方をすると、温度差という変化に対して、カラダが順応するために、日ごろの生活で使うエネルギー(気)とは別にエネルギーを使わなくてはいけないために、不調を感じているのです。

「気」を余分に使っているという意識を

中高年になると、自分の若い頃に比べてエネルギーが減っている状態にあります。ただでさえエネルギーが少なくなっているところに余分にエネルギーを使わざるをえないことで、エネルギーが枯渇し、疲れやだるさを感じやすくなります。

さらに、梅雨時のジメジメとした雰囲気のなかでカラダがしんどいと、今度は気分まで落ち込んでしまいかねません。

まずは、ご自分の意識として、「気温の変化に対してカラダがついていくために余分なエネルギーを使っているのだ」ということを認識することが大切です。

生活上の注意といえば、温度差に順応するためのエネルギーを日ごろから残しておくように心がけるといいでしょう。季節の変わり目の時期は、夜更しや無理な運動といった、エネルギーを使いすぎるような行動は禁物です。

カラダが温度差に慣れるためには時間がかかりますが、エネルギーさえあればカラダは必ず適応していきますので、焦らないようにしましょう。

重ね着・腹巻・入浴で冷え対策

また、温度差が激しい場合の具体的な養生としては、まずは「気温の低さ」への防御をするように心がけましょう。つまり「冷え」対策です。

たとえば、梅雨時は、実は底冷えしていることも多いので、急な温度差でカラダが冷えないように、外出時には重ね着ができるカーディガンや上着、スカーフなどの羽織物を持参するようにしてみてください。

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また、エネルギーを補給するにあたっては、カラダに「食べ物を消化できる力」が必要なので、薄手の腹巻を身に着けるなどして胃腸をいたわることも大事です。

気温の低さでカラダが冷え切ってしまった場合は、シャワーですまさず湯船に入ってカラダを芯から温めましょう。ぬるめのお湯(37℃から40℃)に30分程度、少し長めつかると、自律神経のリラックス神経といわれる副交感神経が働き、高ぶった活動神経(交感神経)を鎮め、筋肉が和らぎ、リラックスできることでしょう。

著者:木村容子(東京女子医科大学附属東洋医学研究所所長)

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お茶の水女子大学を卒業後、中央官庁入省(国家公務員I種)。イギリス・オックスフォード大学大学院に留学中、漢方に出会う。帰国後、退職して東海大学医学部に学士入学。2002年から東京女子医科大学附属東洋医学研究所に勤務。現在、同研究所所長。日本東洋医学会認定 漢方専門医、指導医。内科学会認定医。日本東洋医学会理事。人生100年時代に向けて、漢方治療を通じて各自に合わせた“ポジティブ・エイジング”を推進。

著書:『太りやすく、痩せにくくなったら読む本 医師が教えるほんとうのダイエット』(大和書房)
『ストレス不調を自分でスッキリ解消する本』(さくら舎)
『女50歳からの「変調」を感じたら読む本』(静山社文庫)
『漢方の知恵でポジティブ・エイジング』(NHK出版生活人新書) 
他多数。

記事提供:介護・福祉の応援サイト「けあサポ」

「けあサポ」は、福祉の出版社である中央法規出版が運営する、介護・福祉でがんばっているみんなのための、応援サイトです。福祉の資格を取りたい方、福祉の現場で活躍する方に役立つ情報を毎日お届けしています。

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提供元:【ポジティブ・エイジング養生訓】季節の変わり目の温度差も不調の原因|けあサポ

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