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2022.01.18

IKKOさんが「自信がなくなりそうな時」にすること|50代になってからはプラス思考だけではダメ


IKKOさんが50代になって「やめた」こととは(イラスト:穂の湯)

IKKOさんが50代になって「やめた」こととは(イラスト:穂の湯)

美容家・IKKOさん、6年ぶりのエッセイとして話題の『1ミリの優しさ』。本稿では同書より、IKKOさんがこれまでの人生で自信を得るために「していること」を、5つ紹介する。人間関係に悩み、さまざまな苦労を重ねたからこそ語れる、力強いメッセージが満載だ。

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過剰な自信は狂気に変わる

(1) 自信がないときは大丈夫、大丈夫

人はみな、人生の中で、いつも自信があるとは限りません。むしろ、自信がないときのほうが多いのかもしれませんね。そうやって、自信のないときと、あるときを両方持ちえるのが人生だと感じます。

ただ私は、自信がないときこそ「自分の中で大切な宝」になることがあると思うのです。なぜなら、人に対して素直に心を尽くしていこうという思いが芽生え、自信のないときの方が人から愛されることもあるからです。

逆に自信がありすぎると、何でも自分の思い通りになるという驕りも出てきます。それはまさに、狂気に近い人生の始まり。その真逆の2つを感じたからこそ、自信がないときは「大丈夫、大丈夫」とささやきながら、足りないものは自分の「真心」で補っていく。

自信がありすぎるときは私の想いの肘が誰かに当たっているかもしれない、といつも言い聞かせているのです。自信のない時間は、見直しの時間だから。大丈夫、大丈夫。

(2) 涙は体の一部、一滴も無駄にしない

嬉しい涙や感動した涙は、たくさん流してもいい。そういう「良いこと」によって生まれた涙は、心の栄養になります。だけど、苦しみから出る涙というのはなるべく流しすぎないほうがいいと思うの。

私が、30歳で独立した頃は何もかもが自分の責任になって、毎日泣いてばかりいた。でも苦しみの涙を人前で流しすぎてしまうと、人がどんどんと遠ざかっていき、泣いたところで解決することは何もなかったわ。

だから、涙は体の一部。一滴も無駄にしない。そう考えるようにしました。苦しみの涙に使うエネルギーは、「これからどう進もうか」と明るい未来へ向けて使おうと決めたのです。泣いても始まらないから、それよりは一回現状を受け止めて、どうしていくかを考えるほうが、良い結果を生むのではないかと思います。涙は体の一部だから、大切に。

「前向きだけでは進めない」と気づいた

(3) 「独りよがり」のプラス思考はダメ

皆さまからよく「IKKOさん、超プラス思考ですね」と言われることがあります。確かに40代ごろまでは、何でもかんでも前向きに捉えていました。

でも、50代に入ってからは、前向きだけでは進めないこともあるなと気づいたの。プラス思考で考える前に、今置かれている現状を一度受け止めてから、「だからどうすればいいんだろう」と考える。

いきなりの肯定ではなくて、意味を把握した上で、今やらなければいけないことを考えていくことがとても大切だとわかったのです。プラス思考は素晴らしいけど、独りよがりになっていくと、やがて成長を妨げていくということがようやくわかってきました。

いつでもプラスに、いつも前向きに、というのはとてもエゴイスティックなこと。悪いことまで正当化して、「いいよ、いいよ」っていうのは、ただの独りよがり。人生には全て意味があって、相手は何を求めているのか、この食い違いは何なのかを学び、それを受け止めた上で前向きに表現していくことが大事なのだと思うようになったわ。それ以来、私の人生の幅も広がっていったのです。

(4) 感じることは宝

私はかつて「嬉しい」という感情を表現するのが苦手でした。それは幼い頃から人に優しくされる経験が少なかったから。小学生の頃、私が手をつけた食べ物に対して、「気持ち悪いおかまが手をつけたものだ」と罵ののしられたことがあります。それが私の中でトラウマになってしまい、当時は友達に対して、「一口食べさせて」ということを自分からは言えないほどの性格になってしまいました。

また、スポーツが不得意だった私は、団体競技で足を引っ張ることが多く、人と何かを一緒にやることが怖くなりました。だからこそ私は、大人になって、その嫌な感覚を払拭したかったのだと思うのです。その心の痛みが少しずつ人生の成功へのエネルギーに変わっていったと感じています。

もう二度とあの頃には戻りたくないという感覚。今、私がたくさんの方々に、メッセージを伝えることができるのは、多くの心の痛みがあったからだと思います。痛みに、愛を込めて。

苦しくて笑えない時は…

(5) 笑門来福へのスイッチング

「いつも明るいですね」とよく言われる私ですが、本当に私生活でも全て明るいかというと、そんなこともなく、どちらかというと根暗なほうではないかと思っています。なぜなら、長く経営者を続けていたため、日々、人間関係の大変なことに頭を悩ませてきたからです。

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当時、お付き合いをしている彼からよく言われたのは、「今年も笑顔が少なかったね」という言葉でした。だから笑えないほど苦しいときは、「笑門来福」という文字を思い出したり書にしたためたりして大切にしてきたの。

自分が笑顔を作れない代わりに、神様がこの字に錯覚して福を持ってきてくれるのだと。その意識があるだけで、一日一回は笑顔でいることから始まり、笑顔の回数も増えていったのです。本当に「笑門来福」は私の全てを変えてくれた大切な宝よ。苦しくなったら、笑門来福へのスイッチング。

以上、『1ミリの優しさ』より抜粋して5つ紹介させていただきました。ここまで読んで下さった皆様に、心から感謝いたします。人生がうまくいかないときには、この言葉を思い出してみてください。

苦しいときや辛いときに頑張るのは難しい。
だから、1日1ミリでも前に進めば大丈夫。
少し後ろに下がっても、また1ミリ前に進めばいい。

今回のメッセージが1つでも参考になりましたら、うれしい限りです。

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【あわせて読みたい】※外部サイトに遷移します

IKKOさんが「人生を明るく生きる」ためにやめた事

IKKOさんが「人間関係を楽にする」ためにやめた事

仕事中「なぜか機嫌がいい人」がしていないこと

提供元:IKKOさんが「自信がなくなりそうな時」にすること|東洋経済オンライン

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