メニュー閉じる

リンククロス シル

リンククロス シルロゴ

2021.10.18

「すぐ怒る人」に教えたい怒りが起きるプロセス|「すべて自分が正しい」と勘違いしていませんか


「怒り」の下に隠されたさまざまな感情との付き合い方とは(まんが:Jam)

「怒り」の下に隠されたさまざまな感情との付き合い方とは(まんが:Jam)

「あの人が絶対間違っている」「腹が立って、相手の意見に従えない」。イヤな感情に振り回されることは、誰でもあるもの。しかし、人生がうまくいくか、いかないかは「感情次第」といっても、過言ではありません。

人生をうまく進めていく人の共通点は、こうした自分の感情と現実との折り合いをつけるのが、うまいこと。本気で「自分の目標を叶えたい」「いい人生を送りたい」と考えたときに、自分のネガティブな感情を整理していくことは、どうしても不可欠なのです。

どんな仕事のスキルや成功哲学を学ぶより、自分の感情との付き合い方は、人生において重要なスキルといっていいでしょう。では、どうすれば感情の整理ができるのか? 『まんがでわかる 感情の整理ができる人は、うまくいく』を書いた作家の有川真由美さんと漫画家のJamさんが解説します。

『まんがでわかる 感情の整理ができる人は、うまくいく』 クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

誰もが「自分が正しい」と思っている

(まんが:Jam)

(まんが:Jam)

では、どうして怒りが起きるのか、ここから考えてみましょう。多くの人は、気づいていないかもしれませんが、誰もが心の奥底で「自分が正しい」と思っています。

「いや、私はそんなことない」という人も、時には怒ることがあるでしょう? 「自分が正しい。相手は間違っている」と思うから、怒るのです。「相手が正しい。自分は間違っている」と思えば、怒らないはずです。いつも私たちは自分の正しいと思い込んでいる基準で、物事を見ていて、「それは受け入れられない!」と心が拒否したとき、怒りになります。

しかし、この自分の基準は、“思い込み”にすぎないのです。海外を旅し始めたころ、タクシーやレストランで、私が日本人だとわかると、よく料金を吹っかけられたものです。

ある国でタクシーに乗ったとき、5分で着くはずのホテルなのに、15分ほどぐるぐる回っていたことがありました。途中で「そんなに時間がかかるはずないでしょう!」と言っても、相手は強気で「これが正しい道順だ」と言い張ります。しかも予想の3倍も高い料金を払わされることに。ホテルのフロントに事情を説明すると、「それはだまされたね」と言ってガハハと高笑い……。 

ほかにも何度も、料金を吹っかけられることがあり、「この国の人は人をだまして、何とも思わないのかしら」と、しばらくイライラしどおしでした。

現実を受け入れたら対策を立てられる

しかし、そんなことを繰り返していると、「ここでは外国人からお金を高くとるのが常識。だまされるほうも悪い」ということがわかってきます。相手も大切な家族の生活がかかっているのでしょう。といっても、こちらも相手の要求に従ってばかりもいられません。事情がのみ込めたら、あとはお互いの知恵比べで勝負です。

現実に起こっていることのほうに、真実はあります。現実を「そういうことか」と受け入れる覚悟ができたら、それほど腹を立てずに対策を立てて、進んでいけます。

怒りは、自分の基準で勝手に作り出している感情であり、自分自身の問題です。これは極端な例かもしれませんが、日常生活や仕事で、「自分は正しい。相手が悪い」と怒っていても、相手は「自分が悪い」とまったく思っていない場合が多々あります。

「現実のなかに真実はある」、そう思って相手の立場からも現実を見ようとする姿勢が、やわらかい心を作り、簡単にうろたえない感情を作るのではないでしょうか。

うまくいかないことを、すぐに何かのせいにして、怒る人がいます。怒っているときは、「誰か(何か)が悪い。私は被害者」と問題を転嫁(てんか)し、自分を正当化しようとします。

でも、本当に“被害者”なのでしょうか。

「給料が上がらないのは、世の中が不況のせい」

「結婚できないのは、周りにいい人がいないせい」

「今回の企画が通らなかったのは、○○さんが横やりを入れたせい」

自分勝手な思い込みで、自分が「こんな目に遭わされている」と思っているのです。被害者意識があると、人はいとも簡単に、かわいそうで、惨めな人になってしまいます。「~のせい」をやめると、いちいち悪感情にとらわれることはありません。そして、人生は好転します。本当に。

なぜなら、人のせいにしている以上、すべては手に負えない問題。でも、「すべては、身から出た錆(さび)」と考えると、納得し、解決していけます。自分の夢や目標を叶えることだって、可能なのです。簡単に、かわいそうな被害者になってはダメです。どんな現実にも「それも結構!」と胸を張って進んでいきましょう。

それよりも、自分の行動を変えよう

(まんが:Jam)

(まんが:Jam)

たとえば、いつも家で、ごろごろしている夫に対して、「たまには、片付けをしてよ」とか「休みの日は遊びに連れていってくれてもいいじゃない!」と怒ります。「あなたは~だからよくない」と諭そうとしたり、「私だって疲れているのよ」と自分の状況を訴えたり。なんとか、相手に変わってほしいという気持ちでいっぱいです。

そのかいあって、夫はしぶしぶお茶碗を洗ったり、家族サービスに努めたりするでしょう。でも、しばらくすると、大抵また以前のごろごろ状態に戻っているはずです。そう。人は、そんなに簡単に変わることはできないのです。

でも、絶望することはありません。人は変えられないけれど、自分なら変えることはできます。そして、自分の行動を変えると相手も変わっていくのです。不思議なほど。

たとえば、日ごろから「褒め言葉」と「感謝」を口にしていると、効果的です。夫がしぶしぶでも、やってくれたことに精一杯、喜び、感謝を表しましょう。大げさなぐらいに、「あなたがいてくれると助かる」「家族で遊びに行けるなんて幸せ」と。夫は「そんなに喜んでくれるなら、またやろう」と、自分から動くようになります。

自分を認めてくれる人の期待には、応えようとするのが人間というものです。相手を変えようと頑張るのは、やめましょう。疲れるだけです。頑張るなら、相手のいいところにも目を向け、褒めること、感謝することを頑張ってみてはいかがでしょう。

時々気にかけて吐き出そう

(まんが:Jam)

(まんが:Jam)

時々、子どものちょっとしたことでキレている母親がいます。そんなとき、怒りの本質は、子どもではなく、別なところにあるようです。

そして、本当の原因は、「どうにもならない」ということが多いものです。「子どもがいるために、働きたくても働けない」「ダンナが協力的でない」「生活が苦しくて、欲しいものが買えない」「誰も私の苦労をわかってくれない」などなど。

記事画像

『まんがでわかる  感情の整理ができる人は、うまくいく』(PHP研究所) クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

怒りは表面的なもので、その下には、孤独、寂しさ、悲しみ、自己嫌悪、不安など表現できない別の感情があります。普段は、そんな自分の感情にふたをして過ごしていても、ふとした拍子に、怒りになってドドーッとあふれ出てくるのです。

電車で足を踏まれて、相手をキッとにらんだり、友人の何げないひと言にキレたり、恋人からのメールの返信が遅れたことで怒ったり……と、普段より怒りっぽくなっているときは、怒りの下に、たまっている不満があると認識したほうがいいでしょう。

不満がくすぶっているとき、疲れているときは、怒りっぽくなるものですが、とくに、子どもや親など身内には遠慮がないため、感情のふたは、あっさり外れやすくなります。

とくに、弱い立場の子どもに怒りをぶつけ始めると、コントロールのきかない状態になり、これがすぎると、DV(家庭内暴力)や育児放棄に発展することもあります。1人で抱えこまず、程よく頼るものを持つのも、生きていく知恵なのです。

記事画像

【あわせて読みたい】※外部サイトに遷移します

仕事中「なぜか機嫌がいい人」がしていないこと

無神経すぎる人に「ちょっとだけ」言い返す技術

攻撃的な人の「態度を軟化」させるある言葉

提供元:「すぐ怒る人」に教えたい怒りが起きるプロセス|東洋経済オンライン

おすすめコンテンツ

関連記事

「失敗を引きずる人」にありがちな考え方の正体|「結果目標」ではなく「行動目標」に変換しよう

「失敗を引きずる人」にありがちな考え方の正体|「結果目標」ではなく「行動目標」に変換しよう

「苦しい嫉妬の感情」をスッと消す実に簡単な方法|有名人には嫉妬しない理由を考えてみよう

「苦しい嫉妬の感情」をスッと消す実に簡単な方法|有名人には嫉妬しない理由を考えてみよう

自分を責めない、ため込まない。気持ちをラクにする視野と視点の作り方

自分を責めない、ため込まない。気持ちをラクにする視野と視点の作り方

嫌われる人の「イラっとする会話」よくある4大NG|頭ごなしで話を聞かず上から目線で相手を無尊重

嫌われる人の「イラっとする会話」よくある4大NG|頭ごなしで話を聞かず上から目線で相手を無尊重

戻る